この時期賞与が出て「是非貯蓄を」と考えている人は多いのではないでしょうか。
しかし今の時代預貯金をしようと思っていても、その利率は良くありませんね。
例えば、普通預金の通帳を見てもすぐわかるように、
この数年間で利息の付き方はぐっと減っているはずです。
しかし、どんなに利率が悪くても、銀行や預貯金の種類を選べば
少しはお得な気分を味わえるかもしれませんよ。
そこで以下に定期型貯蓄を中心に預貯金についての種類や特徴を
いくつか紹介したいと思いますので、
少しでも参考にして活用していただければ嬉しいです。
固定金利で預け入れは1円以上1円単位から。 預入期間は、一般的に1ヶ月以上10年以内で設定できますが、預入1ヶ月以上3年未満のものは金利が単利型のみで、3年以上のものから単利型か複利型の選択が可能になります。しかし半年複利型の場合は、個人の利用に限られています。
上記のスーパー定期と基本的には同じ内容ですが、預入金額が300万円以上に制限されている点が異なります。これはスーパー定期の場合、預入金額300万円を境に適用金利が変化するためです。金利はやはりスーパー定期300の方が高めに設定されています。
預入金額は1,000万円以上1円単位から。
預入期間は一般的に1ヶ月以上10年以内で設定があります。
固定金利で複利型はなく、単利型のみで利率は銀行との交渉で決定します。このため、金利は金融機関によって違いが出てくるでしょうが、基本的に大口になればなるほど、適用金利が高くなる可能性があるといえます。
銀行によって違いますが、預入金額1円以上1円単位、預入期間1年以上5年以内での設定が一般的です。定期預金の多くが固定金利であるのに対して、この商品は変動金利で6ヶ月ごとに金利の見直しが行われます。利率は他の定期預金の6ヶ月ものの金利を基準として計算されるため、長期間預けたとしても比較的に金利が低くなる傾向があります。しかし、金利が上昇傾向にあるときは一概にそうはいえません。
預入金額は1円以上1円単位、1万円以上1円単位など金融機関によって多少異なります。
預入期間は6ヶ月以上5年まで、6ヶ月以上10年までが一般的です。この商品は一定期間(6ヶ月)据え置けば、いつでも全額または一部を引き出すことが可能で、預入期間に応じて適用金利が異なる段階金利制をとっています。金利は固定制。郵便局の「定額貯金」と商品内容が似ていることから、「民間版定額預金」と呼ばれることもあります。
上記に挙げた「一定期間据置型定期預金」のモデルとなったと考えられる定期預金です。
預入金額は1,000円以上1,000円単位で、他の郵便貯金と合わせて元本1,000万円までという上限を持ちます。
預入期間は6ヶ月から10年以内で、固定金利の段階金利制をとっているため、長く預ければそれだけ適用金利は高くなります。この商品も6ヶ月据え置けばいつでも払い戻しが可能になります。
預入金額は1,000円以上1,000円単位から。
預入期間は1ヶ月以上4年以下で固定金利です。
金利は、預入期間1ヶ月以上3年未満は単利型のみで、3年・4年満期のものでは、半年複利型のみになります。
民間金融機関が取り扱うスーパー定期とほぼ同じ内容ですが、預入金額や、預入期間、複利型の選択などの相違点があります。
民間の金融機関で取り扱われ、預入金額1円以上1円単位が一般的です。
預入期間は制限がなくいつでも出し入れが可能ですが、金融機関によっては月の引き出し回数が制限されており、それ以上の引き出しに手数料がかかる事もあります。金利は変動金利制で基準残高を設けています。この基準残高とは商品により10万円型30万円型などの基準残高を設け、その残高を超えて預金していれば金利は高くなり、超えていない場合と適用金利が異なるといった内容のものです。一見普通預金と同じように見えますが、基準残高の設定以外にも、決算機能(給料の受取や公共料金、クレジット代金の支払い等の機能)がないことが違っています。
預入金額が10円以上1円単位と上記「貯蓄預金」と微妙に違いますが、それ以外はほぼ同じ内容の郵便局取扱いの商品です。
定期預金は、一定の契約期間払い戻しができない場合があります。たとえ払い戻しができたとしても、満期解約で契約を終えたわけでないので中途解約とみなされ、ほとんどの場合中途解約手数料がかかってしまいます。こうなれば、利息を受取るどころか、手数料を支払わなければなりませんので、結局損をしてしまうことになります。契約期間や据置期間をよく頭に入れて、今後の貯蓄計画を立てて下さい。
★用語説明★ | |
・単利型 | 金利の支払われ方についていったもので、当初預け入れた元本に対して 利息が支払われる計算方法。 |
・複利型 | 単利型利息の支払われ方に対し、一定期間に支払われる利息を元本に加えて次回これを新しい元本とみなして利息を計算する方法。 単利型と比べて、同じ条件で預け入れるとすれば、複利型の方が利息が大きくなります。 |
☆ −年利率3%で100万円を預け入れた場合− | 単位:万円 |
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-- |
1年後 |
2年後 |
3年後 |
4年後 |
単利 |
103 |
106 |
109 |
112 |
複利 |
103 |
106.09 |
109.27 |
112.55 |
・段階金利制 |
預入期間が長くなる程金利が高くなり、引出時に過去に遡って利息を計算する方法 。定額貯金の場合、預入3年までは半年毎に適用金利が高くなるが、4年以降は満期まで同じ適用金利となる。 |