IT投資って何?

◇IT投資とは?

 「IT投資」、「情報システムの導入」などと言うと、非常に難しく聞こえます。確かに、非常に高度なシステムがあるのも事実です。しかし中小企業には、まだまだ会計帳簿でさえ手書きのところが多数あります。貴方の所は、どうでしょうか?パソコンで会計を始めることも立派な「情報システムの導入」です。

◇会社に情報システムって必要なの?

導入には、いくつかのケースがあります。

・経営管理の向上により収益増加につなげる。

例:販売管理システムを導入することにより、勘に頼っていた売れ筋商品、在庫管理  を明確にする。

 年間販売実績100万個、売上高1億円、粗利益100万円の商品Xと1,000個、売上高1,000万円、粗利益500万円の商品Yとどちらに販売の力を入れたらよいでしょうか?販売管理システムなら全ての商品で一目瞭然になります。
 うっかり在庫を切らせたために、売り上げの機会を逃したことはありませんか?販売管理システムならまず見落すことはありません。

・経営コストを削減する

例:バンキング機能のある給与計算システム及びそれに連動したタイムカードを導入  することにより、経理部門を効率化する。

 今まで、手計算でパートの給料や従業員の時間外手当を計算していた。それをコンピューターに自動計算させることによって、人員を他に回せるようになった。
わざわざ銀行に振り込みに行っていたが、その時間を他の事に回せるようになった。

・取引先に要求される

例:重要な取引先に、オンラインによる受発注システムの導入を要求された。
  導入により、取引先との関係強化ができ、さらに事務の効率化もできた。

◇みんながやってるからやった方がよいって事?

 ライバル会社が始めたから。セミナーである情報システムの講演を聴いてうちも始めようと思った。こういった理由では、絶対始めないでください。目的をはっきりさせないで導入すると、まず間違いなく「動かないコンピューター」になります。どういう目的のために、どれぐらいの予算で始めるということをしっかり考えてください。予算で忘れがちなのが、システムを導入した後のシステム保守料金です。この部分の経費を削減すると「動かないコンピューター」になってしまう可能性が高くなります。導入すると決まったら、全社一丸となって取り組んでください。トップだけ、あるいは現場だけしか導入に関わらないシステムも「動かないコンピューター」になってしまいます。

☆システムの選定、仕様の確定、テスト、検収にはそれなりの専門知識が必要です。そういう専門知識を持った従業員が社内にいない企業様は、ぜひお問い合わせください。



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