自分の生命保険の内容を知っていますか?(第2回)

生命保険の種類

 生命保険はどのような場合に保険金が支払われるかによって3つの基本型に分類することができます。

1.死亡保険
  被保険者(生命保険の対象となっている人)が死亡又は高度障害になったときにだけ保険金が支払われる保険です。

       具体例: 定期保険、終身保険、定期保険特約付終身保険

  ・定期保険
   10年、20年など一定の期間に区切られており、この期間内に死亡すると保険金が下ります。期間を1日でも過ぎると保険金は下りず、また満期日にも掛け金は戻ってきません。いわゆる掛け捨て型の保険であるため、他の保険よりも安い掛け金で高額の保障を得ることができます。保険期間満了時には一定の条件で更新する形になるが、同じ保障額を得るためには年齢が上がっているために掛け金が上がります。

  ・終身保険
  保障が一生涯続く保険で、保険料払い込み満了後も死亡または高度障害になったときには必ず保険が下ります。また途中で解約した場合は解約払戻金が返ってきます。(通常は払い込んだ保険料より少ない)満期保険金、解約払戻金がもらえるため、掛け捨て型に比べると保険料は割高になっています。

  ・定期保険特約付終身保険(定期付終身保険)
   ほとんどの人が加入していると言われています。これは定期保険と終身保険がセットになった保険です。必要とする死亡保険金を終身保険でまかなおうとすると保険料が高くなるので安い掛け捨ての定期保険と組み合わせることによって保険料を安くすることができます。定期保険の期間内に被保険者が死亡した場合は定期保険と終身保険両方の死亡保険金が、定期保険が切れた後には終身保険の死亡保険金が支払われます。

2.生存保険

  被保険者が一定期間生存したときにだけ保険金が支払われる保険です。
        具体例: 個人年金保険、貯蓄保険

3.生死混合保険

死亡保険と生存保険を組み合わせた保険です。
        具体例: 養老保険、定期保険特約付養老保険

  ・養老保険
   定めた期間内に死亡すると保険金が支払われます。また満期になっても生存していた場合、満期保険金が支払われます。死亡保険金と満期保険金は同額です。満期保険金は通常、払い込んだ保険料より多く受け取れるため貯蓄型と呼ばれています。ただし、途中解約した場合の解約払戻金は払い込んだ保険料より通常少なくなります。

   最近はこの他に保険の「第三分野」と呼ばれる保険があります。これは生命保険(第一分野)と損害保険(第二分野)の境目に位置する保険です。医療保険やガン保険、介護保険、傷害保険、所得補償保険などがあります。

   これら生命保険の中から自分のライフスタイルに合った生命保険に必要な分だけ、かつ支払可能な保険料の範囲内で加入することが大切です。またもうすでに加入している方は今加入している保険が自分にあった保険商品なのか(重複していないか、必要保障額を満たしているのか)を見直す必要があります。

(To Be Continued)



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